悪天候の中、新垣比菜ら7人が首位に並ぶ混戦
冷たい雨と最大瞬間風速10・4メートルの強風が吹き荒れる悪条件の中、7人が1アンダーの71でホールアウト。ツアー史上2番目に多い人数が首位タイに並んだ。その中の一人、黄金世代の新垣比菜は3オーバーまでスコアを落としたが、4つのバーディを奪って盛り返した。「序盤は風の影響でパットが思うように打てませんでしたが、徐々に慣れて感じがつかめてきてからはよかったです」と胸をなで下ろす。また、同じ黄金世代の淺井咲希も上がりを3連続バーディでフィニッシュ。「低い球を練習していたおかげで、ボールが風に流されずにプレーできました」と首位タイに満足げな表情を浮かべた。その他の首位は宮田成華、山下美夢有、イ ナリ、新海美優、濱田茉優の5人。
1stラウンドの結果
- 1位タイ -1
- 新垣 比菜 / 宮田 成華 / 山下 美夢有 / 淺井 咲希 / イ ナリ / 新海 美優 / 濱田 茉優
- 8位タイ 0
- 仲宗根 澄香 / 穴井 詩 / テレサ・ルー / ペ ソンウ / 稲見 萌寧 / 小祝 さくら
- 14位タイ +1
- 高橋 彩華 / 吉本 ひかる / 申 ジエ / セキ ユウティン / 黄 アルム / 笠 りつ子
稲見萌寧がプレーオフを制して2勝目を飾る!
2年連続台風の影響で2日目が中止となり、36ホールの短縮競技に。この日、前週の日本女子オープンを制した原英莉花がベストスコアの66をマーク。46位タイから一気に5位タイにまで順位を上げる。その原を通算で上回り、5アンダーでプレーオフに持ち込んだのが、稲見萌寧、淺井咲希、ペ ソンウの3人。18番パー5が舞台となった1ホール目、稲見が4メートルのバーディチャンスにつける。他の2人はすでにバーディパットを外しており、入れば優勝という場面で稲見のパットは吸い込まれるようにカップイン。今大会初優勝を引き寄せ、「最も大変と言われる2勝目を達成できてよかったです」と喜ぶ稲見。黄金世代とプラチナ世代に挟まれた21歳が最高の笑顔を見せた。
FINALラウンドの結果
- 優勝 -5
- 稲見 萌寧
- 2位タイ -5
- ペ ソンウ / 淺井 咲希
- 4位 -4
- イ ナリ