2日にわたる第1ラウンドは、上田桃子が単独首位発進
大会初日、朝から降りしきる雨がだんだんと強くなり競技が中断。そのまま天候が回復する見込みなく、サスペンデッドとなった。初日に消化できなかった第1ラウンドを、2日目、5番ホールから再開した上田桃子が5つのバーディを奪って単独首位に。続く2位タイには、今期2勝目を目指す小祝さくら、昨年本大会のプレーオフを戦った木村彩子が1打差で追いかける展開となった。
1stラウンドの結果
- 1位 -6
- 上田 桃子
- 2位タイ -5
- 小祝 さくら / 木村 彩子
- 4位タイ -4
- 横峯 さくら / 酒井 美紀 / 柏原 明日架 / 菅沼 菜々 / 西郷 真央 / 稲見 萌寧
ツアー通算7勝の小祝が10アンダーで首位に
連日の競技持ち越しとなった第2ラウンドは、小祝さくらが圧巻の集中力でノーボギー。「ティーショットを含め、ショットが基本的に安定していた」と小祝。1打差で追いかけるのは、この日も4つのバーディを奪った上田桃子。また、5番ホール約10ヤードのアプローチで見事なチップインバーディを奪取した菅沼が続いている。菅沼は「第1ラウンド終了後、練習して調整できたのがよかった。後半は思い通りにフェードが打てるようになった」と手応えを口にした。首位と3打差の4位タイには、20歳の内田ことこ、5年ぶり2勝目を目指す永井花奈を含む6人がつける大混戦となった。
2ndラウンドの結果
- 1位 -10
- 小祝 さくら
- 2位 -9
- 上田 桃子
- 3位 -8
- 菅沼 菜々
54ホールノーボギーで小祝さくらが優勝!
最終ラウンドを単独首位発進した小祝は、前半の9ホールいずれもパーとし、スコアを伸ばしあぐねた。11番のパー5をきっちり沈めた西郷真央が3連続バーディを奪い一時単独首位に。菅沼菜々、大里桃子、永井花奈も加わり最終盤までの大混戦となった。「なかなかバーディが取れなくて。初バーディまで長かった」と語った小祝は、10番で5mのバーディパットをついに決めると、17番パー4での7mのバーディパットは左側からカップに収まった。「そんなに簡単なラインじゃなかったけど、ギリギリ入ってくれた。このバーディは大きかったです」。1打差の逃げ切り優勝となった。今大会でのパーオン率は80%でトップ。安定感のあるショットで優勝を掴んだ。
FINALラウンドの結果
- 優勝 -12
- 小祝 さくら
- 2位タイ -11
- 西郷 真央 / 永井 花奈 / 菅沼 菜々
- 5位 -10
- 大里 桃子